
少子高齢化が急速に進み、労働力が減少するわが国では現在、国民に安定した社会保障を提供するための様々な取り組みが行われています。特に年間34兆円を超える国民医療費の削減は急務とされ、様々な施策が講じられる中で、セルフメディケーションの推進が重視されています。セルフメディケーションにおいては国民一人ひとりが自らの健康管理に責任を持つことが求められ、OTC医薬品の役割が非常に重要となります。
佐藤製薬は、OTC医薬品を中心としたヘルスケア製品の提供を通じて、生活者の健康に寄与することを事業としています。
コンシューマーヘルスケア分野において私たちは、生活者のニーズに合わせた効果の高い第一類医薬品の製品開発に注力しています。特に、従来OTC医薬品でカバーできていない効能や、生活習慣病の一次予防に用いられるOTC医薬品の開発に積極的に取り組んでいます。また、第二類・第三類医薬品の開発も進めています。
セルフメディケーションの推進という立脚点に立ち、製品の供給だけでなく環境づくりにも力を入れています。公益財団法人「一般用医薬品セルフメディケーション振興財団」を設立し、セルフメディケーションに関する様々な調査研究を助成しているほか、OTC事業においては、販売店と協力して生活者に適切なOTC医薬品を使用していただく環境をつくるため、卸を通さない直販方式をとっています。
医療用医薬品事業においては、皮膚科領域における製品ラインの拡充に力を入れています。国内外の企業や研究機関とのストラテジック・アライアンスを進め、世界各国で販売されている製品の導入を進める一方で、新領域への挑戦を課題とし、独自の技術力とアイデアを生かした新薬の開発にも取り組んでいます。オーファンドラッグなどニッチな領域の医薬品開発をはじめ、生活者の声を真摯に受け止めて、様々な医療ニーズに応えるべく努力を続けています。
海外事業にも積極的に臨み、アジアを中心に北米や欧州などで事業を展開しています。中国やシンガポールなどのアジア諸国ではハクビブランドの構築が進み、販売網を順調に拡大しています。また2010年、グローバル活動推進の環境整備を目的に設立されたAPSM(アジア太平洋セルフメディケーション協会)の活動にも参画。今後アジア太平洋地域における人々の健康にも積極的に貢献していきます。
佐藤製薬では、ヘルスケア・イノベーションという企業理念のもと4つのテーマを掲げ、多くの生活者に健康で明るい生活を送っていただくために努力を続けています。来たる2015年、佐藤製薬は創業100周年を迎えます。その節目を見据え、新しいチャレンジに果敢に取り組みながら、生活者が真に求める医療品の提供を通じてセルフメディケーション社会の未来を拓く佐藤製薬に、これからもどうぞご期待ください。
佐藤製薬株式会社 代表取締役社長 佐藤 誠一