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じんましん

じんましんとは?

皮膚に赤い輪郭の発疹ができて、かゆみを伴う状態。これが一定の時間のうちに出没するものを、じんましんといいます。2〜3ミリの小さな発疹から手のひらほどの地図状のものまでさまざまなタイプがあり、通常強いかゆみをともないます。皮膚だけでなく、口やのどなどの粘膜に出る場合もあります。またじんましんでは、発疹の出ていない皮膚の表面をひっかくと、かいた部分にみみず腫れが出ることがあります。 じんましんのタイプとしては、急性のものと慢性のものに分けられます。急性じんましんは食品や薬品、その他の抗原によるアレルギー反応によって強い発疹をともなうことが多く、数日から一週間程度で治まります。慢性じんましんは内臓の病気や精神的ストレス、寒冷や温熱、人工的な刺激などによって起こるものや、急性じんましんをくり返しているケースがあります。いずれにしても予防においては、発症の原因を検索してあきらかにすることが大切です。

じんましんの起こるメカニズム

じんましんの原因としては、からだのアレルギー反応による場合をはじめ、人工的な刺激、温熱、精神的ストレスなど多様なパターンが考えられます。 なかでもアレルギー性のじんましんは一般的で、原因となる抗原(アレルゲン)の範囲も幅広く、抗生物質などの薬剤、魚や卵をはじめとした食品、花粉やハウスダストなど、さまざまな物質がその対象になっています。アレルギーの人がこのような抗原からの刺激をからだに受けると、体内の肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が放出されます。このヒスタミンは、ある種の食品や薬剤、あるいはひっかくなどの物理的刺激によっても生じ、そのはたらきによる症状として皮膚にじんましんの発疹が起こるのです。

日常生活のポイント

食事のメニューをチェック
かゆみを誘発しやすいヒスタミン、コリンなどの化学物質を含んだり遊離させる食品として、さば、あじ、かつおなど皮の青い魚や、貝類、かに、えび、豚肉、卵、チョコレートなどが知られています。じんましんになりやすい人は、食事のメニューをチェックしてみてください。
入浴はやさしく
入浴することは原則として問題ありませんが、熱いお湯やタオルによるこすりすぎなどで皮膚を刺激しすぎると、血管が拡張して発疹が出やすくなる場合があります。じんましんの症状が出ているときは、熱いお風呂はひかえて、シャワーを上手に利用するとよいでしょう。
体調を整える
胃腸のはたらきが衰えたり、胃腸障害を起こすとじんましんが出やすくなる場合があります。暴飲暴食や間食をつつしみ、栄養のバランスと規則正しい食生活を心がけるようにしてください。また同様に、睡眠も十分にとることが大切です。とくに夕方にじんましんが出る場合は、寝不足に注意すること。

じんましんのケア

原因をあきらかにする
じんましんはいろいろな原因で起こりますので、まず何が原因になっているのかをあきらかにすることが大切。原因がみつかれば、それを除去したり、摂取を制限することによって対処が可能です。じんましんの原因がはっきりしない人は病院で原因検索の検査を受けるとよいでしょう。
原因となるものを避ける
原因がはっきりしたら、その物質をなるべく避けることが原則です。ただし、食事などの場合はあまり神経質になり過ぎるのも考えもの。すべてを完璧に制限することは困難でもあるので、かゆみやじんましんの程度をみながら状況に合わせて無理のない制限を心がけてください。
薬を服用する
じんましんは、かくことで症状が広がりますのでなるべくかきむしらないようにし、内服薬や外用薬をうまく使いましょう。一般的に、じんましんの発疹やかゆみを抑えるには抗ヒスタミン剤を配合した内服薬が用いられます。また、かゆみの強い部分には抗ヒスタミン剤などを配合した外用剤を塗布すると症状が楽になります。