ヘルスケア情報


胃の疲れ

胃の疲れとは?

胃は、毎日休まずに食べ物を消化してくれる大切な臓器です。にもかかわらず、私たちは不規則な食生活や、食べすぎ、飲みすぎなどによって胃を酷使しがちです。暴飲暴食や喫煙、アルコールのとりすぎなどを繰り返していると、胃は疲れ傷つき、体力も低下して、やがてはいろいろな病気の原因にもなっていくおそれがあります。 また、胃は精神的ストレスによる影響を受けやすい器官といえます。ストレスを受けることによって自律神経のはたらきがアンバランスになると、胃の運動や分泌活動のリズムが乱れ、食欲の低下が起こったり、胃の粘膜からの出血、さらには潰瘍ができることも知られています。このように、何かと忙しくストレスの多い現代の生活では、ちょっとした変化で胃のコンディションが左右されます。胃が疲れがちな人は、まず食生活から見直すようにして、じっくりと体力の回復につとめてください。

胃のメカニズム

胃の主なはたらきは、口からとった食べ物を消化することにあります。消化とは、たんぱく質、糖質、脂肪をそれぞれ吸収しやすいアミノ酸、ブドウ糖、脂肪酸の形にすること。そのために胃内には胃酸が分泌されています。 ところが食べ過ぎ、飲みすぎ、ストレスなどで胃に過度な負担がかかると、この胃酸分泌のバランスがくずれやすくなり、消化能力が弱まったり、あるいは逆に自身の胃酸で胃の粘膜を傷つけたりしてしまうことになります。そうなると、消化器官全体のダメージにつながり、体力も低下して疲労が全身に蓄積されやすくなります。 胃に疲れを感じたら、薬の服用はもちろん、生活面でのケアをして早めの手当てを心がけましょう。

症状のタイプ

もたれ、むかつき
「もたれ」は、食べすぎや飲みすぎなどで胃のはたらきが低下し、食物が消化されにくくなった状態です。食べたものがいつまでも胃に留まっているような不快感をともないます。また、二日酔いの「むかつき」は単にアルコールだけでなく、飲酒時にタバコを吸いすぎて生じる場合もあります。これらの症状の治療としては、消化を促進する成分、健胃生薬などを配合した胃腸薬の服用がすすめられます。
胃の痛み(急性胃炎)
食べすぎ、飲みすぎによって起こるケースがほとんどで、胃の病気の中でも最も多くみられるものです。かぜ薬や抗生物質など、胃の粘膜を刺激する薬の副作用によって起こる場合もあります。みぞおち部の痛みをともない、吐きけ、嘔吐などの症状もみられます。治療は、胃粘膜の保護と痛みの緩和を目的とした胃腸薬の服用で対応できますが、症状が強ければ医師に診てもらいましょう。

疲れた胃のケア

胃腸薬を服用する
もたれ、食べすぎ、二日酔いといった症状のときは、胃を休めて安静にしていれば通常は一両日で治ります。その際は、胃の働きを整える胃腸薬を服用すると早くラクになります。もたれや食べすぎなど、弱った胃に効く成分の胃腸薬や、二日酔いのむかつきをおさえる成分のドリンク剤などがありますので、症状に合わせて服用しましょう。
刺激物はほどほどに
胃が疲れているときは、辛いものや塩辛いものなどの刺激物はひかえるようにしましょう。また、タバコやアルコールについても要チェックです。これらの刺激物は胃酸の分泌を過剰に促すことがあり、胃の粘膜を荒らしやすいので、体調が回復するまでは避けた方が賢明です。
ストレスを抱えない
忙しい生活のなかでストレスを抱えすぎると、胃は敏感に影響を受けます。また、胃の粘膜を刺激する喫煙、飲酒、過食などもストレスから生じる場合があります。胃が疲れぎみの人は、自分なりのストレス解消法を工夫して、リラックスできる生活環境づくりを心がけましょう。