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涙は、目の表面を守る大切な役割をもっています。この涙が何らかの原因で少なくなったり、乾燥しやすくなったりすると、目の表面が乾いて炎症をおこし、角膜や結膜が傷ついてしまいます。このような症状を乾性角結膜炎といい、最近では「ドライアイ」とよばれています。
○自覚症状はありますか?
次の症状がある場合はドライアイの可能性があります。
・目が疲れやすい、
・しょぼしょぼする
・白目の部分が赤い(充血しやすい)
・朝起きてすぐに目を開けられない
・白っぽい目ヤニがでる
・目がかゆい
・光がまぶしく感じる
ドライアイの詳しい原因はまだ明らかにされていませんが、涙が出なくなる病気の代表的なものとして、中年すぎの女性に多いシェーグレン症侯群があげられます。これは、涙をつくる涙腺が炎症を起こして破壊されてしまう病気で、涙のほかに唾液など、からだのいろいろな部分に乾きが生じ、さらに関節の痛みやはれをともなう場合があります。涙の検査は、眼科で簡単に行えますので、ドライアイの症状が気になる人は一度検診を受けてみてはいかがでしょうか。
涙の大部分は涙線より分泌され、3層構造になって目の表面をおおい、涙点を通って鼻へと流れます。3層の表面は油層で、水分の蒸発を防ぐ役目をもちます。涙液層は全体の95%を占め、タンパク質や酵素、脂質などを含んでいます。
○涙の役割
・乾燥防止(水分補給):目の表面を潤し乾燥を防いだり、光の通過を良くします。
・殺菌:涙には殺菌作用のある成分が含まれています。
・洗浄:の表面についたゴミやほこりを洗い流します。
・栄養と酸素の補給:角膜には血管が通っていないため、血液を通して栄養や酸素を補給することができません。そこで涙が栄養や酸素を送る役割を担っています。
「ドライアイ」とは、何らかの原因で涙の量が少なくなったり、涙の働きが低下したりすることによって、目の表面が乾燥し、角膜(黒目の部分)や結膜(白目の部分)に傷がついてしまう病気のことをいいます。

目を保護するために欠かせない涙。しかしその分泌量が少なかったり、涙の成分が変化して乾燥しやすくなったりすると、ドライアイの症状が起こりやすくなります。涙の分泌量が少ない人は、正常な人と比べて何倍も角膜障害を起こしやすいことがあきらかになっています。

パソコンやワープロなどの使用や車の運転などでまばたきの回数が少ない人、浅いまばたきをしている人は、角膜が露出して乾燥しやすく、これがドライアイの原因になることもあります。また、寝ているときに薄目を開けている人も同じように角膜を傷つける可能性があります。

睡眠不足や過労、ストレスなど、からだのコンディションがくずれているときは、涙の分泌量が減るなど、ドライアイの自覚症状が悪化しやすくなります。目へのケアとともに、体調も整えるようにしましょう。また、鼻水を止める成分が調合された風邪薬によって涙の分泌が抑えられる場合もあります。

コンタクトレンズを使っている人なら、レンズを長時間入れたままにして目が乾燥してしまった経験があるのではないでしょうか。これも涙の分泌量が足りなくなるために起こる症状です。ドライアイ予防のためにも、涙液型の目薬を使用するようにしてください。また、角膜の乾燥を防ぐはたらきのあるビタミンAや、Aの吸収をたすけるビタミンDなどの補給もおすすめできます。

コンピュータ、ワープロなどのOA機器を長時間使っていると、比較的近くをみつめ続けることや、まばたきの回数が減ることによって疲れやすくなります。15分間に一度くらいは遠くを見て目を休めたり、意識的にまばたきをしましょう。また、エアコンが効いたオフィスでは湿度が低くなり、風によって涙も乾燥しやすくなります。目が乾いていると感じたらこまめにケアを心がけましょう。

ドライアイかどうか、チェックしてみましょう
目が疲れやすい
目が乾く
目に違和感がある、ゴロゴロする
目ヤニが出る
目が重たい
目が痛い
悲しくもないのにやたらと涙がでる
ものかすんで見えることがある
目がかゆい
光をまぶしく感じることがある
目が充血しやすい
まばたきの回数が増えた
10秒以上目を開けていられない
5個以上当てはまる場合は、ドライアイの可能性があります。早めにAまたはBどちらかのケアをはじめましょう。
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