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生活習慣病の
しくみとはたらき

生活習慣病とは?

生活習慣病は、その名のとおり、ふだんの生活習慣が病気の発症や進行に深く関わっています。
代表的なものとして下記があげられます。

生活習慣病とは? 生活習慣病とは?

日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中も生活習慣病に含まれます。
生活習慣病の予防・改善こそ健康長寿への近道です。

健康にも“リスクマネジメント”の考え方を
心筋梗塞、脳卒中、がん、糖尿病をはじめとする生活習慣病は、共通のリスクファクターをもち、互いに影響をおよぼす関係にあります。病名は違っても同じ根っこ(生活習慣)から派生した病気だからです。「体質」や「遺伝」といった潜在的な要素をのぞけば、習慣から生まれる病気は、習慣によって改善されるもの。意識的に生活を改善するだけで、生活習慣病のいくつかは同時に予防することができるのです。昨今、ビジネス界でよく使われる“リスクマネジメント”の考え方を健康生活にも応用し、病気を呼び寄せない生活を心がけましょう。

これも生活習慣病

生活習慣病には、いろいろな症状や疾患が含まれます。例えば、こんな疾患も生活習慣から引き起こされます。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜に、ただれや壊死ができ、出血や痛みが起こる病気です。この2つは部位が違うだけで、症状も原因もほぼ同じ。「消化性潰瘍」として同じような治療をしますが、内服薬で症状が一時的におさまっても再発することが多く、進行した場合は多量出血などで命を落とすケースもあります。原因は過食、薬物の副作用(高齢者など複数の薬をのむ場合に多い)、細菌(ピロリ菌)、ストレスなど。現代では、とくにストレスから消化性潰瘍になるケースが目立ち、受験の悩みなどを抱える子どもにも増えているといわれます。生活環境を見直すとともに、ストレスを上手に解放することが治療と再発防止の近道といえるでしょう。
肝機能障害
これも生活習慣病 健康診断で最も多くみつかるのが脂肪肝。肝臓のまわりに中性脂肪が多量についている状態で、AST(GOT),ALT(GPT)という数字であらわされます。一般的に肥満による脂肪肝はALT(GPT)のほうが高く、アルコール性肝障害ではAST(GOT)が高いといわれています。とくに毎日3合以上の日本酒を5年以上飲み続けている人はアルコール性肝障害になりやすく、だるい、疲れやすい、食欲不振などの症状があらわれやすくなります。慢性肝炎から肝臓がんに進行する場合もあるので注意が必要です。
膵炎
胃のうしろ側で十二指腸と接する膵臓は、消化酵素を分泌する臓器です。膵炎は急性・慢性に分かれますが、とくに慢性膵炎の原因となりやすいのがアルコール(男性の慢性膵炎は約7割がアルコール性)です。膵臓に炎症があると血液中に酵素が流出し、腹痛、腰痛、背中の痛み、下痢、体重減少、膵臓結石などが起こります。