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冷え性

冷え性とは?

冷え性は女性に多くみられる症状で、原因はさまざまですが、自律神経の失調などによるものという判断が主流になっています。例えば、手足や腰の冷えは血液の循環がスムーズにいかなくなることから生じますが、これはホルモン分泌のアンバランスや自律神経のはたらきが乱れることに関係があり、更年期を迎えた女性に起こる不定愁訴(ふていしゅうそ)という、さまざまな自覚症状のひとつでもあります。 また、冷え性は体質との関係も深いともいわれており、極端に痩せている、運動ぎらい、胃下垂や低血圧ぎみ、月経量が多いという人が冷え性であるケースが多いといわれています。

冷え性とホルモンの関係

冷え性とホルモンの関係 手足が冷たい、腰が冷えるといった冷え性の代表的な症状は、女性に多くみられます。とくに更年期を迎えるとその割合は増えていきます。これは冷え性の原因が女性ホルモンの分泌と関わりがあるためです。更年期を迎えると、卵巣からのホルモンの分泌が減少しますが、一方ではこれを補おうとして、脳の視床下部から卵巣に対して性腺刺激ホルモンが過剰に分泌されます。このホルモンのアンバランスによって自律神経が影響をうけると、血液の循環がわるくなって冷え性などの症状が助長されるのです。このようにして更年期に起こるからだと心の不安定な自覚症状は不定愁訴とよばれ、いわゆる更年期障害の症状として知られています。

更年期に起こりやすい症状

冷え、のぼせ
自律神経が失調ぎみになると、血管を拡張・収縮させる働きが妨げられ、血液の循環がスムーズにいかなくなることがあります。こうした場合に、手足や腰が冷たく感じられたり、あるいはのぼせ、発汗、低(高)血圧などの症状を誘発しやすくなります。
頭痛、イライラ感
感情をコントロールする視床下部のバランスが乱れると、神経の働きはもちろん、こころも不安定な状態におちいりやすく、頭痛やめまい、うつ状態、イライラ感などの原因になるものです。そんなときは、まず心身をリラックスすることが第一。入浴などで、からだを十分にあたためてから就寝するなどの工夫がなによりです。
肩こり、腰痛
肩こりや腰痛など、運動器系の症状は女性全般に多くみられるものですが、更年期になると、とくにふえる傾向があります。オススメは運動する習慣をつけておくこと。水泳やヨガなどは、筋肉や関節に過度な負荷をかけないため最適です。

冷え性のケア3原則

入浴
血行をよくするには入浴が効果的。寝る前にぬるめのお湯にのんびりと入ってからだを芯から温めてください。また、からだを洗う際にボディブラシなどで皮膚を刺激してあげると、自律神経の働きを高める効果があります。
運動
適度な運動は、からだを温めて血液の循環をよくするだけでなく、体力の向上とともに低下していた自律神経の働きも高めてくれます。体操やジョギングなど、軽く汗ばむ程度の運動を毎日続ける習慣を身につけましょう。
食事
栄養バランスのとれた食事を心がけることも大切です。また、からだを冷やすものは控え、温かいものや根菜類などを多くとるように心がけてください。さらに、ビタミンEは血行を良くし、ホルモンのバランスを調整する働きがありますので、積極的に補給しましょう。