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イライラ感

イライラ感とは?

これといってからだの異常はないのに、わけもなくイライラしたり、緊張したり…。こんな経験がある人はいませんか?これは自律神経の働きが不調になることで生じる症状のひとつで、現代人特有のストレスや不規則な生活、ホルモンバランスの乱れなどが原因となって起こると考えられています。 ちなみに自律神経とは内臓、血管、リンパ腺などに広く分布している神経で消化吸収、排泄、内分泌、生殖など、私たち人間が生命を維持していく上で必要なさまざまな機能を無意識のうちに調節しています。この自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っており、両者は一対となって、それぞれの臓器や組織の正常な機能をコントロールしています。胃や腸を例にあげると、その働きを活発にするのが副交感神経、抑えるのが交感神経です。

自律神経のメカニズム

人間のからだには無数の神経が張り巡らされていますが、心臓を動かしたり、汗や分泌物を出すといった無意識のはたらきを自動調整してくれるのが自律神経です。自律神経は脳の視床下部をセンターとして、心臓の鼓動を速める働きをもつ交感神経と、その働きを抑える副交感神経の切り換えによってホルモンの分泌や代謝機能の調節、感情にかかわる部分などを絶妙にコントロールしています。ところがストレスやホルモンの変化などにより自律神経のバランスが崩れると、イライラ感だけでなく消化器の不調にもつながり、胃炎や便秘、下痢などの症状を誘発することもあります。

自律神経にやさしい生活習慣

睡眠はたっぷり
夜ふかしは睡眠不足をまねくだけでなく、生理的なリズムを乱して自律神経にダメージを与える原因となります。一日の疲れは十分な睡眠でしっかりと癒すことを心がけるなど、規則正しい生活習慣を身につけるようにしましょう。
バランスのとれた食生活を
食事は一日3回、規則正しく食べることが大切です。もちろん暴飲暴食やアルコールのとりすぎ、無理なダイエットなどは避けてください。また、日常的に外食が多くなる人は野菜類を多くとるなど、栄養のバランスに十分な配慮を心がけるようにしましょう。
運動とリラックスタイムの習慣を
適度な運動の習慣は、精神面にも体力面にもよい作用があります。ジョギングや散歩、水泳など、自分の体力にあったものを続けるようにしてください。また日常生活の中において、入浴や音楽、読書などをうまく利用することで、短時間でも息抜きや気分転換の時間をもつようにすることも大切です。

イライラ感のケア

「自然体」のすすめ
自律神経の最大の敵はストレスです。しかし、そのストレスをムキになって排除しようとすることでも、ダメージは蓄積されてしまいます。マジメ人間や完璧主義者でいる必要はないので、細かいことにとらわれず、おおらかに自然体でものごとを考えるようにしたいものです。
ひとりで悩まない
イライラした気持ちを一人で背負い込んでしまうのが一番いけません。ささいな悩みでも家族や友人に話してみるだけで気持ちがラクになるもの。また、何でも相談できるホームドクターを持つことも、大きな安心材料のひとつです。
静穏剤を服用する
イライラ感、緊張感、興奮感を鎮めたいときには、静穏剤の服用をおすすめします。症状が比較的軽めの場合には、習慣性などの副作用が少ない植物性の成分を配合した静穏剤がよいでしょう。詳しくは、かかりつけの医師や薬局・薬店でお尋ねください。