＜報道関係各位＞
平成１２年２月７日
杏林製薬（株）・佐藤製薬（株）
抗真菌剤「ペキロンクリーム」に関する販売契約の締結について
杏林製薬株式会社（社長 萩原郁夫、本社 東京都）と佐藤製薬株式会社（社長 佐藤誠一、本社 東京都）は、杏林製薬（株）が自社で販売中の医療用抗真菌剤「ペキロンクリーム」の日本国内における非独占的販売権を佐藤製薬（株）に供与し、両社で併売する契約を締結しました。
杏林製薬（株）は専業の再構築を進める中で、呼吸器内科・耳鼻科・泌尿器科へ、マーケティング領域の重点化を指向しており、「ペキロンクリーム」を佐藤製薬（株）との併売に移行することで、より重点領域への注力拡大が期待できます。一方、佐藤製薬（株）は同社が積極的に取り組んでいる“戦略的提携”の一環として、「ペキロンクリーム」の販売を手がけることで、同社が医療用部門で注力する皮膚科領域での製品の強化充実が図れることから、両社の考えが一致し、契約に至りました。
この契約に基づき佐藤製薬（株）は、本年3月より抗真菌剤「ペキロンクリーム」の販売を開始します。なお、製品については杏林製薬（株）が完成品を佐藤製薬（株）に供給します。
以上
＜参考：「ペキロンクリーム」の主な概要＞
| 一般名 | 塩酸アモロルフィン |
|---|---|
| 適応症 | 白癬：足白癬、体部白癬、股間白癬 皮膚カンジダ症：指間びらん症、間擦疹（乳児寄生菌性紅斑を含む）、爪囲炎 |
| 特徴 | モルフォリン系抗真菌剤 強い抗真菌力 /td> |
| 薬価 | 5％ 1g 68円30銭 |
| 包装 | ［10g×10本］［10g×50本］ |
| 発売日 | 1994年2月 |
| 売上高 | 7億円（1998年度） |