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ニュースリリース

<報道関係各位>

平成15年7月22日
佐藤製薬株式会社
三菱ウェルファーマ株式会社

一般用医薬品事業の譲渡契約締結のお知らせ
(2003年7月22日、当社と三菱ウェルファーマとの共同発表)

 佐藤製薬株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤 誠一、以下、佐藤製薬)と三菱ウェルファーマ株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長:小堀 暉男、以下、三菱ウェルファーマ)は、三菱ウェルファーマがもつ一般用医薬品事業を、佐藤製薬に譲渡することを決定し、本日、譲渡契約を締結しましたのでお知らせいたします。譲渡期日については、平成15年11月1日以降、平成16年2月末日までの期間において、製品毎に順次佐藤製薬に販売を承継することといたします。

 我が国の医薬品産業を取り巻く厳しい経営環境の中、佐藤製薬は、ヘルスケア・イノベーションの企業理念に基づき、新しいヘルスケア社会のニーズに応える質の高い医薬品の開発と提供を目指した、一般用医薬品を中心とする事業を積極的に展開しております。 また、三菱ウェルファーマにおける一般用医薬品事業は、同社の前身の一つである東京田辺製薬の創業当初からの事業であり、これまで幅広い事業活動を行ってまいりました。三菱ウェルファーマは、一昨年10月1日の発足以来、「国際創薬企業」への飛躍に向けた企業活動を行うべく、事業構造改革並びに経営構造改革を積極的に推進している中で、同事業につきましては、「選択と集中」の観点から事業存続につき検討を重ね、その選択肢の一つとして事業譲渡を含めた他社とのアライアンスを検討してまいりました。
 その結果、三菱ウェルファーマとしては、同社がもつ一般用医薬品事業の価値を最大化していくことが最善の方策であると判断し、同事業を主力としている佐藤製薬に事業譲渡を行うことといたしました。一方、佐藤製薬としても、三菱ウェルファーマがもつ製品群を承継することにより売上の拡大と強化が期待できることから、一般用医薬品事業の譲渡について合意し、この度の契約締結に至りました。

 このことにより、佐藤製薬では、ミニドリンク剤「ユンケル黄帝液」シリーズや、かぜ薬「ストナ」シリーズ等に加えて、今般の譲渡対象となる外用鎮痛消炎薬「サロメチール」に代表される製品ラインナップの強化、提供を通じて、医療制度改革を背景に拡大する セルフメディケーションに貢献するとともに、三菱ウェルファーマは、医療用医薬品事業により一層経営資源の集中化を行い、国際的に通用する新薬の開発及び上市を目指していきます。
 今後とも、両社は、良好なパートナーシップを築くとともに、各々の企業価値の向上に努めてまいります。

( ご参考 )

< 会社概要 >
1.佐藤製薬株式会社
1)設立年月:昭和14年8月1日
2)本社所在地:東京都港区元赤坂1-5-27AHCビル
3)代 表 者:代表取締役社長 佐藤 誠一
4)資 本 金:3億円
5)売 上 高:約387億円(平成14年7月期)
6)従業員数:約1,000名(平成14年7月期)

2.三菱ウェルファーマ株式会社
1) 設立年月:平成13年10月1日
2) 本社所在地:大阪市中央区平野町2-6-9
3) 代 表 者:取締役社長 小堀 暉男
4) 資 本 金:305億60百万円
5) 売 上 高:2,807億円(平成15年3月期)
6) 従業員数:8,733名(平成15年3月期)

< 譲渡対象製品 >
1) 外用鎮痛消炎薬「サロメチール」シリーズ
2) 胃腸薬「ハイウルソ」シリーズ
3) かぜ関連薬「チミコデ」シリーズ等、一般用医薬品と医薬部外品を含む約60品目

< 譲渡事業規模 >
○ 年間売上高 約10億円