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ニュースリリース

平成19年6月

点鼻・点眼用局所血管収縮剤「ナシビン」の
製造販売承認の承継についてのお知らせ

 佐藤製薬株式会社(本社:東京都港区、社長:佐藤誠一、以下佐藤製薬)は、点鼻・点眼用局所血管収縮剤「ナシビン」の製造販売承認を2007年7月20日(金)付で、中外製薬株式会社(本社:東京都中央区、社長:永山治、以下中外製薬)から、承継いたします。

 「ナシビン」は、1965年5月より、中外製薬が販売を行っておりましたが、2007年8月1日(水)より佐藤製薬が発売いたします。今回の承継により、「ナシビン」の製造販売及び医薬情報提供・収集・伝達に関する業務は佐藤製薬が一貫して行います。

 「ナシビン」は、メルクKGaA社が開発したイミダゾリン誘導体、塩酸オキシメタゾリンの0.05%水溶液で、局所の強い血管収縮作用並びに粘膜の腫脹消褪作用を有する点鼻・点眼用局所血管収縮剤で、耳鼻科・眼科領域の治療における標準的治療薬として使用されています。

 佐藤製薬は、ミニドリンク剤「ユンケル黄帝液」シリーズ、かぜ薬「ストナ」シリーズ、歯科口腔用剤「アセス」、耳鼻咽喉用薬「ナザール」シリーズなどの一般用医薬品を販売する一方、医療用医薬品事業においては、ざ瘡治療剤「ダラシンTゲル」、角化性・乾燥性皮膚疾患治療薬「パスタロン」、外用合成副腎皮質ホルモン剤「テクスメテン軟膏・クリーム」、活性型VD尋常性乾癬治療剤「ボンアルファハイ軟膏、ハイローション」などの皮膚科領域を中心に事業を展開しています。

 今回点鼻・点眼用局所血管収縮剤「ナシビン」を発売することで、さまざまな医療ニーズに応えられるよう、新たな領域での展開と医療用医薬品の製品ラインナップの充実を図ってまいります。

商品名ナシビン
一般名塩酸オキシメタゾリン
製品特性
  • 交感神経α受容体を特異的に直接刺激することにより生じる末梢血管収縮作用によって鼻粘膜ならびに粘膜の充血抑制作用を示す。
  • 慢性副鼻腔炎等の鼻閉塞を訴える患者における鼻閉の消失は投与直後から数分以内に認められ、6〜8時間持続する。また、各種眼疾患患者における結膜充血の改善も投与数分後よりあらわれ、4〜8時間持続する。
規制区分劇薬・指定医薬品
組成(1mL中):有効成分・含有量 塩酸オキシメタゾリン 0.5mg
効能・効果 耳鼻科領域:眼科領域:表在性充血(原因療法と併用)
上気道の諸疾患の充血・うっ血
用法・用量 耳鼻科領域:通常、成人1回2〜3滴を1日1〜4回点鼻する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
眼科領域:通常、成人1回1〜2滴を1日1〜4回点眼する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
包装500mL(褐色ガラス瓶)
提携先メルクKGaA社