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ニュースリリース

平成20年2月

創傷・熱傷治療用 特定保険医療材料
「デブリサンペースト」新発売のお知らせ

 佐藤製薬株式会社(本社:東京都港区、社長:佐藤誠一、以下佐藤製薬)は、創傷・熱傷治療用特定保険医療材料「デブリサンペースト」(以下本製品)を2008年2月18日付で新発売する事となりましたので、ご案内申し上げます。

 本製品は佐藤製薬がファルマシア&アップジョン社(現ファイザー株式会社)から導入し開発を行ってきた創傷・熱傷治療用特定保険医療材料(高度管理医療機器)であり、各種皮膚潰瘍の創傷部から滲出液を吸収することにより、創傷部位を清浄化し肉芽形成を促進します。

 本製品は既に市場で販売されている、「デブリサン」(1986年7月発売)の剤型追加製品であり、高分子吸収剤のデキストラノマーにマクロゴール600並びに精製水を添加することによって、デキストラノマーの付着性を向上させており、体位変換が困難な各種皮膚潰瘍(効能・効果としては、褥瘡、熱傷潰瘍(深達性II度熱傷〜III度熱傷)、下腿潰瘍、術後潰瘍、外傷性潰瘍)に効果を発揮します。

 佐藤製薬は、ミニドリンク剤「ユンケル黄帝液」シリーズ、かぜ薬「ストナ」シリーズ、歯科口腔用剤「アセス」、耳鼻咽喉用薬「ナザール」シリーズなどの一般用医薬品を販売する一方、医療用医薬品事業においては、ざ瘡治療剤「ダラシンTゲル」、角化性・乾燥性皮膚疾患治療薬「パスタロン」、外用合成副腎皮質ホルモン剤「テクスメテン軟膏・クリーム」、活性型VD3尋常性乾癬治療剤「ボンアルファハイ軟膏、ハイローション」などの皮膚科領域を中心に事業を展開しています。

 今回、本製品を発売することで、より細かな医療現場のニーズに応えられるように、製品ラインナップの充実を図ってまいります。

商品名デブリサンペースト
保険請求名デキストラノマー
製品特性
  • 各種皮膚潰瘍の創傷部から滲出液を吸収する事により創傷部位を清浄化し、肉芽形成を促進します。
  • デキストラノマーの付着性を高める事によって、体位変換が困難な各種皮膚潰瘍に対し、使用機能が向上されたディスポーザブルタイプのペースト製剤です。
使用目的、
効能又は効果
下記疾患における滲出性創面の清浄化、肉芽形成の促進
褥瘡、熱傷潰瘍(深達性II度熱傷〜III度熱傷)、下腿潰瘍、術後潰瘍、外傷性潰瘍
操作方法又は、
使用方法
1)洗浄
  • 創面を滅菌した生理食塩液又は精製水で洗浄した後、脱脂綿等で創傷面との接触を良くする。
2)塗布
  • 創傷面にデブリサンペーストを3mm以上の厚さに塗布する(直径5cmあたり1包が目安)。その際、軽く圧して創傷面との接触を良くする。
3)固定
  • ・滅菌したガーゼ等で創傷部を覆い、テープあるいは包帯を用いて固定する。
4)交換
  • 交換は、通常1日1回とし、滲出液の量が多い場合は上記1)〜3)の手順により適宜交換塗布を繰り返す。
  • 交換時、古いデブリサンペーストは滅菌した生理食塩液等で十分に洗浄除去する。
  • 本製品はディスポーザブル製品であるので、1回限りの使用で使い捨て、再使用しない。
包装10g×10包