会社情報


医療用医薬品事業

医療用医薬品事業においては、皮膚科領域を中心に、独自性の高い製品の開発に取り組んでいます。こうした背景には、患者さんの治療や検査を「少しでも快適かつスムーズにしたい」という思いがあります。当社はこうした医療現場のニーズを形にするために国内外の企業、大学、研究機関との連携強化を図り、日々、新薬開発に積極的に取り組んでいます。

皮膚科領域を中心に独自性のある製品を開発

 当社の医療用医薬品事業は、1978年発売の尿素製剤「パスタロン」を契機として皮膚科領域を中心に成長し、数々のブランドを拡充してきました。特に、患者さんの皮膚の状態に合わせた剤形の研究開発や医療現場での幅広いニーズに応えるため適応拡大に取り組み、患者さんのQOL向上に貢献してきました。
 現在、主力製品の外用爪白癬治療剤「ルコナック爪外用液5%」をはじめ、外用局所麻酔剤「エムラクリーム」「エムラパッチ」、アレルギー性皮膚疾患検査薬「パッチテストパネル(S)」、ざ瘡治療剤「ダラシンT」シリーズ、外用乾癬治療剤「ボンアルファ」など、様々な皮膚疾患に対応した製品を提供しています。


医療現場のニーズに応え、ラインアップの拡充を図る

 2012年、日本で初めて「皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和」を効能・効果として承認を取得した外用局所麻酔剤「エムラクリーム」を発売。2015年6月には「注射針・静脈留置針穿刺時の疼痛緩和」の効能・効果と小児に対する用法・用量を追加することが承認され、新たな領域での取り組みを進めています。さらに、2017年12月には、剤形追加として、ワンタッチで処置できる「エムラパッチ」を発売しました。
 2015年5月に、日本人で陽性率が高いとされる22種類のアレルゲンをパネルに配置したパッチテストが簡便に行えるアレルギー性皮膚疾患検査薬「パッチテストパネル(S)」を発売し、さらなる普及を目指しています。
 今後も様々なニーズに応えるため、高品質な医療用医薬品を提供できるよう努めてまいります。



様々な皮膚疾患に対して製品を提供

爪白癬治療の新たな選択肢「ネイリンカプセル100mg」を発売

  2018年7月には爪白癬治療の新たな選択肢となる経口抗真菌剤「ネイリンカプセル100mg」を発売しました。「ネイリンカプセル100mg」は、有効成分のホスラブコナゾールL-リシンエタノール付加物を含有した新規トリアゾール系抗真菌剤で、経口の爪白癬治療剤としては約20年ぶりの新薬誕生となりました。当社が実施した国内第Ⅲ相臨床試験の結果、爪白癬患者に対して、1日1回1カプセルの経口投与により有効性・安全性が確認されています。
 「ネイリンカプセル100mg」の医療機関へのプロモーション活動は、エーザイ株式会社と共同で行っています。それぞれの専門性を活かしながら、適正使用、安全性情報に関する情報活動および爪白癬に関連する最新の学術情報の提供に努め、「ネイリンカプセル100mg」の価値最大化を図ります。
 日本人の10人に1人が発症していると報告されている爪白癬ですが、当社は「ルコナック爪外用液5%」に加えて「ネイリンカプセル100mg」を発売することにより、外用剤と内服剤の両剤を爪白癬治療の選択肢として提供することが可能となりました。
 今後も、爪白癬治療の2本柱として、ブランド確立に向けたプロモーション展開を行い、爪白癬治療のリーディングカンパニーとして医師に信頼される会社に成長してまいります。


より良い治療に貢献することを目指した多面的なマーケティング活動

 2017年には「ルコナック爪外用液5%」が発売1周年を迎え、治療成績や爪白癬治療の最新情報などを提供することを目的として、「Sato DERMA Forum 2017」を開催。自社製品の認知向上に向け、主力製品としての育成に注力しています。
 また、「エムラクリーム」および「エムラパッチ」については医療機関へのプロモーション活動を他社と共同で実施し、製品の価値最大化と適正使用の推進に努めています。それぞれの専門性を活かしながら、多くの患者さんのQOL向上、より良い治療に貢献することを目指します。

MR(医薬情報担当者)の育成と営業体制の強化

 医薬品の有効性や安全性などに関する情報を提供するため、製品知識はもちろん、主力の皮膚科領域の疾患に関する病態・生理など、MRとして必要な知識を習得できる教育やシステムを導入し、優秀なMRを育成しています。さらに、MRの育成と同時に、事業拡大に向けて営業マネジメント体制の強化を図っています。
 また、医療関係者には専用のウェブサイトを通じて、製品情報の動画や、患者さんを指導する際の資料を提供し、医薬品の的確な情報提供と適正使用を推進してまいります。