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ニュースリリース

2006年6月26日
帝人ファーマ株式会社
佐藤製薬株式会社

医療用医薬品 活性型ビタミンD3尋常性乾癬治療剤
『ボンアルファ®ハイローション20μg/g』の新発売について

 帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大八木 成男)と佐藤製薬株式会社(本社:東京都港区、社長:佐藤 誠一)は、6月27日より活性型ビタミンD尋常性乾癬治療剤『ボンアルファ®ハイローション20μg/g』(一般名:タカルシトール)の販売を開始致します。

 本剤は、帝人ファーマが開発し、現在、両社で共同販売している活性型ビタミンD尋常性乾癬治療剤『ボンアルファ®ハイ軟膏20μg/g』(一般名:タカルシトール)の新剤形で、今後、帝人ファーマと佐藤製薬が1ブランド2チャネルの形態で販売していくことになります。

 帝人ファーマは、ボンアルファ®の国内における販売権を2004年に佐藤製薬に供与しており、本剤についても両社で共同販売することで、より幅広い市場への浸透を図っていきます。

 佐藤製薬は、一般用医薬品の販売とともに皮膚科領域を中心とした医療用医薬品事業を展開しており、本剤の発売により、今後もボンアルファ®の販売を強化していきます。

 詳細は下記のとおりです。

1.タカルシトールについて

 タカルシトールは、帝人ファーマが創製した活性型ビタミンD3で、表皮細胞に対する増殖抑制作用および分化誘導作用を有し、慢性の皮膚疾患である乾癬をはじめとする角化症の治療剤として世界約30カ国で販売されています。日本では、帝人ファーマが『ボンアルファ®』(一般名:タカルシトール)の製品名で開発を行い、1993年12月にタカルシトールを2μg/g含有する軟膏剤を発売して以来、1997年8月にはクリーム剤、2000年1月にはローション剤と順次剤形を追加し、2002年10月には従来のタカルシトールの含有量を10倍にした『ボンアルファ®ハイ軟膏20μg/g』を発売しました。

2.『ボンアルファ®ハイローション20μg/g』の特徴

 『ボンアルファ®ハイローション20μg/g』は、『ボンアルファ®ハイ軟膏20μg/g』と同様、皮膚における表皮細胞の増殖抑制作用、分化誘導作用、抗炎症作用を有し、他の外用療法で十分な効果が認められない皮疹や難治性の皮疹に対して、1日1回の塗布で十分な治療効果を示します。ローション剤は、乾癬皮疹が発症しやすい被髪頭部や広範囲の皮疹への薬剤塗布に適した剤形であり、このたび日本初の高濃度ビタミンD3ローション剤として『ボンアルファ®ハイローション20μg/g』が加わることにより、従来以上に乾癬患者さんの皮疹の部位や病態に適した剤形の選択が可能となることから、乾癬治療により一層の貢献ができると考えています。

3.『ボンアルファ®ハイローション20μg/g』の売上目標

 3〜4年後に両社合わせて約8億円(薬価ベース)の売上げを目標としています。

製品概要

商品名ボンアルファ®ハイローション20μg/g
(Bonalfa® High Lotion 20μg/g)
一般名タカルシトール (Tacalcitol)
組成1g中にタカルシトール20.87μg(無水物として20μg:0.002%)を含有する。
効能・効果尋常性乾癬(ただし、他の外用療法で十分な効果が認められない皮疹、あるいは難治性の皮疹)
用法・用量

通常1日1回適量を患部に塗布する。

<用法・用量に関連する使用上の注意>

1日の使用量は本剤として10gまでとする。ただし、他のタカルシトール外用剤と併用する場合には、1日の投与量はタカルシトールとして200μgまでとする。

包装10g×1、10g×10(プラスチック容器入り)
製造販売元帝人ファーマ株式会社
発売日2006年6月27日
薬価1g 284.4円