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ニュースリリース

平成19年10月

広域駆虫剤「コンバントリン錠」、「コンバントリンドライシロップ」の
製造販売承認の承継についてのお知らせ

 佐藤製薬株式会社(本社:東京都港区、社長:佐藤 誠一、以下佐藤製薬)は、広域駆虫剤「コンバントリン錠」、「コンバントリンドライシロップ」の製造販売承認を2007年11月1日(木)付で、テイカ製薬株式会社(本社:富山県富山市、社長:松井 竹史)より承継いたします。

 「コンバントリン錠」は1973年9月、「コンバントリンドライシロップ」は1978年6月より、ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:岩崎 博充)が販売を行っておりましたが、2007年11月1日(木)より佐藤製薬が販売を承継する事となりました。今回の承継により、「コンバントリン錠/ドライシロップ」の製造販売及び医薬情報提供・収集・伝達に関する業務は佐藤製薬が一貫して行います。

 「コンバントリン錠/ドライシロップ」は、ファイザー社が開発したピランテルパモ酸塩をピランテルとして100mg含有する素錠/ドライシロップ製剤で、消化管から吸収されにくく、腸管全域の蟯虫、回虫、鉤虫(ズビニ鉤虫、アメリカ鉤虫)、東洋毛様線虫のいずれに対しても高濃度に効果的に作用する広域駆虫剤です。本剤は、1回の服用により優れた効果を発揮し、寄生虫症の治療における標準的治療薬として使用されています。

 佐藤製薬は、ミニドリンク剤「ユンケル黄帝液」シリーズ、かぜ薬「ストナ」シリーズ、歯科口腔用剤「アセス」、耳鼻咽喉用薬「ナザール」シリーズなどの一般用医薬品を販売する一方、医療用医薬品事業においては、ざ瘡治療剤「ダラシンTゲル」、角化性・乾燥性皮膚疾患治療薬「パスタロン」、外用合成副腎皮質ホルモン剤「テクスメテン軟膏・クリーム」、活性型VD3尋常性乾癬治療剤「ボンアルファハイ軟膏、ハイローション」など皮膚科領域を中心に事業を展開しています。

 今回広域駆虫剤「コンバントリン錠/ドライシロップ」を発売することで、さまざまな医療ニーズに応えられるよう、新たな領域での展開と医療用医薬品の製品ラインナップの充実を図ってまいります。

商品名コンバントリン錠/ドライシロップ
一般名ピランテルパモ酸塩
薬効・薬理
  • ピランテルパモ酸塩は、イヌ回虫あるいはイヌ鉤虫による感染動物(イヌ)及びネズミ蟯虫による感染動物(マウス)のいずれに対しても、1回投与により優れた駆虫効果を示している。
  • 本剤の駆虫効果は、虫体の神経-筋伝達を遮断して運動麻痺を起こすことによるものと考えられている。
規制区分処方せん医薬品
組成
【コンバントリン錠】

[1錠中]:有効成分 ピランテルパモ酸塩をピランテルとして100mg

【コンバントリンドライシロップ】

[1g中]:有効成分 ピランテルパモ酸塩をピランテルとして100mg

効能・効果回虫、鉤虫、蟯虫、東洋毛様線虫の駆除
用法・用量
【コンバントリン錠】

通常体重1kg当りピランテルとして10mgを1回経口投与する。
体重換算による服用量の概算は、以下の通りである。

体重20kg30kg40kg50kg以上
服用量2錠3錠4錠5錠

本剤は食事に関係なく投与することができ、また下剤を使用する必要はない。
なお、投与は1回のみである。

【コンバントリンドライシロップ】

通常小児に対し体重1kg当りピランテルとして10mgを1回経口投与する。
体重換算による服用量の概算は、以下の通りである。

体重10kg20kg30kg40kg50kg以上
服用量1包2包3包4包5包

本剤は食事に関係なく投与することができ、また下剤を使用する必要はない。
本剤は、用時適量の水を加えシロップ剤として投与するが、そのまま経口投与することもできる。
なお、投与は1回のみである。

包装 コンバントリン錠 : 30錠(PTP)
コンバントリンドライシロップ : 1g×60包