よくある質問
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監修: 埼玉医科大学 皮膚科 教授 常深 祐一郎 先生

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爪水虫(つめみずむし)について疑問に思うことや、誰に聞いたらいいのかわからないこと、周りの人にちょっと聞きにくいことにお答えします。

治療

治療方法

A1爪水虫のタイプや重症度によっては、「ぬり薬」でも治療することもできます。

爪水虫の治療の原則は「のみ薬」とされています1)。ただし、表面だけに症状があるタイプや軽症であれば、「ぬり薬」でも治ることがあります。また、他に服用しているのみ薬や持病などの関係から「のみ薬」が適さない場合は、「ぬり薬」が用いられることがあります。「ぬり薬」を使う期間は「のみ薬」より長いため、根気よく取り組みましょう。

※治りにくい場合は、症状がある爪を削り取って治療することがあります。

1) 望月 隆ほか. 日皮会誌. 129(13); 2639-2673, 2019.

治療期間

A1爪水虫が治るためには、爪が新しく生え変わる必要があります。
足の爪の伸びる速さは1ヵ月に約1.5mmとゆっくり伸びるため、治療には時間がかかります。

爪水虫のお薬は、原因菌である白癬菌(はくせんきん)を殺したり、増えるのを抑えたりするもので、変色や変形した爪をもとに戻すことはできません。健康な爪になるには、根元から爪が新しく生え変わる必要があります。個人差はありますが、成人の足の爪の場合は1ヵ月に約1.5mmの速さで伸び、すべて生え変わるまでに1年~1年半かかるため1)、爪水虫の治療には時間がかかります。

1)東 禹彦. 爪–基礎から臨床まで–改訂第2版, p17-19, 金原出版, 2016.

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