会社情報

ごあいさつ

Message from the President

代表取締役社⻑佐藤 誠一 写真

佐藤製薬は、持続可能な未来を目指して、
「ヘルスケア イノベーション」を
さらに進化させます

少子高齢化の加速する日本において、一人ひとりの能力を最大限に生かし、誰もが活躍できる社会を目指すことは、著しく変化する国際環境の中でわが国が確かなプレゼンスを維持していくためにも欠かすことはできません。
経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)2025では、将来にわたり発展し続けるための方針の一つとして、「創薬力の強化とイノベーションの推進」を掲げ、ヘルスケア市場の拡大、創薬力の基盤強化に向けた取り組みや、医薬品のさらなるスイッチOTC化など、セルフケア・セルフメディケーションの推進に向けた取り組みが重要であることが示されました。
当社の主力事業であるヘルスケア事業では、市場ニーズが高い胃腸薬と鼻炎薬のスイッチOTC医薬品を新たに上市し、主力ブランドでは「ユンケル」で新たなブランドアンバサダーを起用するなど、ブランド価値のさらなる向上に努めています。
医療用医薬品事業においては、皮膚科領域を中心に爪白癬治療薬など独自性の高い製品を取り揃えております。さらに認知向上を目的に疾患啓発TVCMやウェブサイトなどを通じた情報発信を多面的に展開しています。新薬の創出や開発では、国内外の企業との提携や大学、研究機関との共同研究を進めるとともに、新規化合物の合成研究を加速するための、研究施設の充実化を図っています。
海外事業では、アジア、北米、欧州の6拠点でOTC医薬品を中心にグローバルブランドの育成と地域ニーズに応じたマーケティングを展開しています。シンガポールでは外用爪白癬治療薬「ルコナック」を発売し、同製品の他のアジア地域への拡大、北米での抗真菌薬の開発など、医療用医薬品のグローバル展開を進めています。
CSR活動としては、公益財団法人である「一般用医薬品セルフメディケーション振興財団」や、新たに慶應義塾大学に開設したヘルスケア・イノベーション薬学講座の活動などを通じて、セルフケア・セルフメディケーションの環境づくりや、社会に貢献する人材育成、生産拠点を中心とした環境への配慮など、SDGsに貢献するための取り組みを継続しています。
「ヘルスケア イノベーションの推進」を企業理念として、時代を超えて確かな歩みを進めてきた佐藤製薬は、これからもOTC医薬品、医療用医薬品を中心とした健康関連事業を通じ、生活者の健康に寄り添いながら、持続可能な社会の実現に寄与してまいります。
今後とも、変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

代表取締役社⻑佐藤 誠一